【テニス】サーブの種類を解説!フラット・スピン・スライスをマスターしよう

「サーブを強化したいけど、なかなか一人では難しい…」

「いろんな種類のサーブを使いこなせるようになりたい」

このように考えている人はいませんか?

テニスにおいて、サーブは試合の主導権を握る重要な武器です。

なぜなら、サーブは唯一自分がコントロールして打てるショットだからです。

さまざまな種類のサーブを打ち分けられるようになれば、有利な展開に持ち込め、試合を優位に進めやすくなるでしょう。

こんにちは、SmartSwing.Pro代表の松田です。

日本テニス協会公認コーチとして、多くのプレイヤーのサポートをしてきました。オーストラリアへのテニス留学で得た知見や、世界トップレベルのプレーを間近で観察してきた経験を活かし、一般プレイヤーでも上達を実感しやすい、効果的な指導法を実践しています。

本記事では、コーチ歴19年の私が、テニスで使われる3種類のサーブの特徴や、よく使われる場面について説明します。

SS.Pでは、2時間のレッスンを通してサーブだけを練習する「勝者のサーブ塾」を提供しています。 通常のテニススクールでは不足しがちなサーブ練習の時間を確保し、徹底的にサーブを強化することができます。

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SS.P代表 松田 智行

テニス協会公認コーチ コーチ歴19年

ツアー帯同経験あり

本格派YouTubeテニスチャンネル 

「スターテニスアカデミー」創設者

松田コーチ

サーブは大きく分けて、3種類のサーブがあるんです。それぞれ、違いと使いどころを解説していきますね。

生徒さん

テニスを始めたばかりで、サーブに種類があることも知らないんです。ぜひ教えてください。

目次

【種類別】テニスのサーブの特徴を解説

まずは、テニスにおける3種類のサーブの特徴をそれぞれ詳しく解説します。

フラットサーブ:スピードで相手を圧倒!

フラットサーブは、3種類の中では最も直線的な軌道を描くサーブです。「フラット」と言う名前から回転がかかっていないと思われがちですが、良いサーブの場合はある程度縦回転がかかっている場合が多いです。

特徴は、ボールにスイングのパワーが一番伝わり、スピードが出やすいという点です。威力のあるサーブになりやすいので、ファーストサーブで相手を押し込み、試合を有利に進めるのに向いています。

スピードが出るサーブではありますが、ボールの回転がアンダースピンや無回転になった場合に、サービスボックスに入る確率が落ちてしまいます。

フラットサーブを打つデメリットとしては、スピードがある分、他の球種に比べてサービスボックスに入る確率が落ちることや、あまり力んで打ち続けると体力の消耗が激しく、他のショットにも影響が出てしまう点が挙げられるでしょう。

スライスサーブ:変化球で相手を翻弄!

スライスサーブは、ボールに横回転をかけるサーブです。バウンドした後、横に変化するので、相手をコートの外に追い出したり、ラケットのスイートスポットに正確に当てにくいことから相手のミスショットを誘ったりといった効果が期待できます。

このサーブのデメリットは、上手くいくからと言って連続して打つと、相手も変化に慣れてきてしまい、試合後半には効果がなくなってしまう点です。そのため状況に応じてスピードと回転量を調整する必要があります。

スピンサーブ:バウンド後の変化で勝負!

スピンサーブは、ボールに縦回転をかけ、高い軌道になるサーブです。ボールがバウンド後に高く跳ねるので、相手は高い打点で処理しなければならず、力が入りにくいためハードヒットしづらくなります。特にセカンドサーブとして使われることが多く、一度習得すれば安定して打ちやすいのが特徴です。

デメリットとしては、スピードと回転量が少なかった場合、相手にとってちょうど打ち頃のボールになってしまい、強烈な反撃を受けかねない点が考えられます。スピンサーブを活用するためには、バウンド後の軌道の高さを意識しましょう。

松田コーチ

次は、それぞれのサーブをいつ使えばいいか、おすすめのタイミングをお伝えします。

生徒さん

サーブっていつも速いのが良いと思ってました。スピードと変化の調節がポイントなんですね。どんな場面で使えるのか気になります。

【状況別】試合で効果的なサーブの使い分け

3種類のサーブを、試合の状況に合わせてどのように使い分けるべきか解説します。

ファーストサーブとセカンドサーブ

テニスでは、サーブを2回打つことができ、1回目をファーストサーブ、2回目をセカンドサーブと呼びます。

ファーストサーブ

スピードとコースを重視し、積極的に攻めるサーブを打ちます。成功率は低くても、相手が返球できなかったり、チャンスボールになる可能性が高く、うまく入ればポイントに繋がりやすくなります。

ファーストサーブには、スピードの出しやすいフラットサーブが向いています。特に、相手がギリギリ届くコースに打ち分けられれば、サービスエースやリターンミスに繋がり、より強力なサーブになります。

スライスサーブも、ファーストサーブとして有効です。サイドラインギリギリを狙ったり、回転を調整してバウンド後の変化をつけたりすることで、相手のミスを誘います。返球できたとしても体勢を崩して返球する場合が多いため、その後のラリーの展開が有利になります。

セカンドサーブ

セカンドサーブをミスしてしまうと、相手は何もしないでポイントを取ることになってしまいます。そのためセカンドサーブでは、フォルトしないように確実性を重視したサーブを打つことが重要です。スピードは抑えめに、確実にサービスコートに入れることを心がけましょう。

スピンサーブには、ネットの高い位置を通過するため、サービスコートに入りやすいという特徴があります。セカンドサーブとして多用されるほか、ファーストサーブで使用し、今までのフラットサーブとスピンサーブのスピードの差を活かして相手のタイミングをずらす狙いで用いられる場合もあります。

コースを狙う

テニスのサーブコースには、大きく分けると「センターサービス」「ワイドサービス」「ボディサービス」の3つの種類があります。以下でそれぞれ説明します。

①センターサービス

センターサービスは、サービスコートの中央を狙うサーブです。最短距離を狙えるため体感スピードが早く、相手の反応が遅れがちになります。

②ワイドサービス

ワイドサービスは、サービスコートのサイドラインを狙うサーブです。相手はコートの外に走らされるため、返球が難しくなります。

特に、スライスサーブでワイドサービスを狙うと、ボールの軌道が変化するため、相手はさらに対応が難しくなります。

③ボディサービス

ボディサービスでは、相手の真正面を狙ってサーブを打ちます。相手はフォアで打つかバックで打つかで迷ってしまうため、体勢が整わずミスしやすくなります。

相手選手のタイプに合わせたサーブの選択

ここまでは、サーブの技術や使い方について解説をしてきましたが、最も重要なのは、それぞれの技術をいつ使うかという選択です。

どんなに早いサーブであっても、相手が予想していたり、相手にプレッシャーを与えることができないと、効果が半減してしまいます。

そのため、相手がどんなサーブを嫌がっているのかよく観察しましょう。

例えば、相手は横への動きが鈍いと感じたのであれば、積極的にスライスサーブを打って相手を動かし、ミスを誘うべきです。

つまり、意図したタイミングでスライスサーブを打つ技術があれば、その分試合を有利に進められるということになります。

このように、確かな技術があってこそ、その上の戦術や戦略が役に立つことを理解しましょう。

相手の観察と、どんなボールを打てば相手にプレッシャーがかかるのかを想像しながらゲームを進めてみましょう。

相手に応じた試合の進め方としては、例えば以下のようなパターンが考えられます。

①バックハンドが苦手な選手

スピンサーブや高い弾道のボールをバックハンド側に打ち込み、ミスを誘います。

②フットワークが遅い選手

ワイドサービス(スライスサーブや、外にはねるスピンサーブ)を多用し、左右に大きく動かして、オープンスペースを作り出す戦略が有効です。

③前に詰めてくる選手

フラットサーブでコースを狙い返球を難しくする、または、変化の大きいスピンサーブやスライスサーブで相手のタイミングを外して準備を遅らせ、ネットプレーを封じる展開を狙うのがおすすめです。

技術を追い求めるだけでは試合を楽しめません。巧妙な駆け引きによって、作戦が思い通りに進む喜びをぜひ味わってみてください。

相手選手の得意なショット、苦手なショット、利き腕などを観察し、サーブの種類やコースを工夫することで、より効果的に試合を進められますよ。

様々なサーブを習得して、試合を有利に進めよう!

テニスの試合において、サーブは単なる試合開始の動作ではありません。

サーブとは、自ら攻撃を仕掛けるチャンスであり、試合を有利に進めるための強力な武器となり得る重要な一手なのです。

さまざまな種類のサーブを習得することで、以下のようなメリットが得られます。

  • サービスエースを狙うなど、得点力アップに繋がる
  • 相手の動きを制限し、試合の主導権を握ることができる
  • 相手の苦手なコースを突くことで、ミスを誘い出せる

特に、フラットサーブ、スライスサーブ、スピンサーブの3種類のサーブを思い通りに打ち分けることができれば、球速に緩急をつけたり、コースを狙い分けたりしながら、相手のタイプに合わせたサーブを適宜選択できるようになるでしょう。

最初は上手く打てなくても、練習を重ねることで、技術的には必ず上達していきます。まずは自分自身の得意なサーブを磨き、試合でも自信を持ってサーブを打てるように練習を重ねていきましょう。

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まとめ

試合で優位に試合を進めるために、フラットサーブ、スライスサーブ、スピンサーブなど さまざまな種類のサーブを習得することの重要性がお分かりいただけたでしょうか?

「サーブを強化したいけど、なかなか自分一人では難しい…」と感じている方は、ぜひSS.Pのプライベートレッスンを検討してみてください。

SS.P代表の松田は、日本テニス協会公認コーチとして、多くのプレイヤーのサポートを経験してきました。

テニス留学でオーストラリアに渡った経験もあり、また、YouTubeテニスチャンネル「スタテニ」の創設者として、多くのプロ選手の撮影にも協力し、世界トップレベルを含む多くのプロ選手の撮影に協力しています。近年ではオーストラリアのデミノー選手や、イギリスのジャックドレーパー選手への球出し等もおこない、間近にトッププロのプレーを見てきています。

SS.Pでは、トップレベルのプレーを何度も間近で観察した経験を活かし、彼らのテクニックを一般プレイヤーに適用する方法を模索し、確立した指導法を提供しております。

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あなたのサーブの課題を徹底的に分析し、最新のテニス理論と、デジタル機器による客観的なフィードバックを活用することで、一人ひとりのレベルに合わせた効果的な練習方法やアドバイスを提供します。

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松田コーチ

技術の幅が広がると、戦術の幅も広げることが出来ます。駆け引きを楽しむことがテニスの醍醐味でもあります。技術レベルを上げる事でぜひ、ゲームの楽しみ方をレベルアップしてみませんか?

生徒さん

打てるサーブの種類が増えると、ゲームの楽しみ方が増えるんですね。私も試合でいろいろな作戦を考えられるようになるまで頑張りたいと思います。

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この記事を書いた人

マツダコーチ SmartSwing.Pro代表(テニススクール運営、テニス用品開発) テニス協会公認コーチ コーチ歴19年

テニス留学中、効率的に上達する指導法に出会い、その指導に特化したスクール運営に携わった後、ジュニア部門を立ち上げ独立。

YouTubeチャンネル スタテニの撮影に携わり常にトップレベルのプレーを間近にしている。実はスタテニの前進、小野田テニスクラブ生みの親。

効率よく上達するための練習方法と器具を皆さまに提案するため日々奮闘中。

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