男子に続いて女子でも、TOP100ランキングで30歳以上のプレーヤー数の変化を10年単位で比べてみたいと思います。
女子の場合は、男子選手よりも引退が早い印象がありますが、実際はどうなんでしょうか?
SmartSwing.Pro代表 テニスコーチ歴15年
テニス留学するも、ケガのリハビリ期間に始めたコーチのアルバイトに没頭。
テニススクール社員を経て、動きの改善に特化した指導法を追求するため独立。
有名YouTubeチャンネルの制作に関わりつつ、どのレベルでも効率よく上達するための練習方法と器具を提案中。
テニス選手の現役期間は伸びてる?
結論から言うと、
女子のトッププレーヤーの選手寿命も延びてきています。
現時点(2021/2)で、TOP100女子30歳以上のプレーヤーは、
22人。
男子の41人と比べると少ないですが、ここ10年の伸び率で言うと男子とほぼ同じです。
この後、詳しく見てみましょう。
過去のランキングと比べてみると
2001年2月
30歳以上、1人
2011年2月
30歳以上、10人
2021年2月
30歳以上、22人
女子でも、男子と同じように10年前からほぼ倍に増えていますね。
なぜ増えた?
やはり、ラケットの進化、競技のスピードアップ化が要因の一つではないでしょうか。
フィットネストレーニングを多く取り入れることによって、体の耐久力が上がり故障するリスクが減ったためだと考えています。
もちろん、それだけの理由では無いと思います。
ですが、引退する理由として、精神的な消耗と身体的な消耗があり、
長年ケガを抱えてプレーするのは精神的な消耗にもつながります。
その、ケガのリスクがトレーニングによって減ったことは、大きな要因の様な気がします。
体のメンテナンスやトレーニングが重要に
テニスは、技術的な習熟度も大切ですが、
今後はより、動ける体を作ることとキープすることが必要とされてくると思います。
そうなると、テニスコーチだけでは賄いきれずに分業が必須となります。
トッププレーヤーはチームを作り分業制で選手のレベルアップを図っていますが、
これからは、一般プレーヤーにも取り入れられる上達方法、楽しむ方法になってくるように思います。
ボールを捨てないという考え方
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