2021ウインブルドン男子決勝についての考察

イタリアのイケメン、ベレッティーニの初GS決勝進出がまさか芝になるなんて思ってもみませんでした。

それにしてもジョコビッチは強かった。

 

SmartSwing.Pro代表 テニスコーチ歴15年

テニス留学するも、ケガのリハビリ期間に始めたコーチのアルバイトに没頭。

テニススクール社員を経て、動きの改善に特化した指導法を追求するため独立。

有名YouTubeチャンネルの制作に関わりつつ、どのレベルでも効率よく上達するための練習方法と器具を提案中。



目次

ベレッティーニの強さが目立った1stセット

僕のかっこいいイタリア人のイメージ通りのベレッティーニ。

今回のウインブルドンでは特にサーブとフォアハンドが際立って見えました。

序盤にブレークされたので、あっさり終わってしまうのかと思ってしまいましたが、中盤からはサーブとフォアハンドでジョコビッチをねじ伏せてしまってビックリ!

後のセットもタイブレークまで持ち込めればもしかして? そう思わせるほどの力強さを感じました。

 

追い込まれたとたんに強くなるジョコビッチ

ただ、追い込まれてからが本領発揮のジョコビッチ。

いつものやられたふり作戦は好きじゃありませんが、今回は違いました。

パワーのベレッティーニをパワーで押し返してしまった!

2セット目、ベレッティーニはバックハンドに来たボールに対してスライスを混ぜて時間を作ろうとしていたところ、ジョコビッチはすかさずバックハンドで強打をし始め、ベレッティーニがペースを作れなくなってしまいました。

常に先手を取って主導権を握られてしまってはベレッティーニも防戦一方になってしまいます。

 

この試合で僕が一番驚いたのがここです。

パワーで押していたはずのベレッティーニがいつの間にか防戦になってしまっている。

あれだけ打ち込まれていたのにジョコビッチはここまでひっくり返すほどの余力があったのかと。

 

しっかりとどめを刺すジョコビッチ

普通、お互い手の内を出し切ってしまうと中盤から終盤にかけて対策され、もつれる事が多いのですが、

リードしたところから隙を作らないのが今のジョコビッチですね。

パワーを押し返すだけのショットの精度とスピードもさることながら、相手を追い込むセンスを見せつけられた試合でした。

もう一つの驚き

試合とは別にもう一つ驚いたことがあります。

それは、写真にあるような観客です。日本とイギリスの考え方の違いでしょうか?

早くこんな状況で観戦できるようにしたいですね。


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この記事を書いた人

マツダコーチ SmartSwing.Pro代表(テニススクール運営、テニス用品開発) テニス協会公認コーチ コーチ歴19年

テニス留学中、効率的に上達する指導法に出会い、その指導に特化したスクール運営に携わった後、ジュニア部門を立ち上げ独立。

YouTubeチャンネル スタテニの撮影に携わり常にトップレベルのプレーを間近にしている。実はスタテニの前進、小野田テニスクラブ生みの親。

効率よく上達するための練習方法と器具を皆さまに提案するため日々奮闘中。

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